日本航空宇宙学会 中部支部主催 第304回定例談話会のお知らせ

1. 開催日時

2025年12月25日(木)15:00~16:00

 

2,. 講演題名 

革新的製造プロセスによる熱可塑性複合材胴体パネルと海外開発動向の紹介

 

3. 講演内容(アブストラクト)

次世代の材料候補の一つである熱可塑性複合材料を採用した、川崎重工業独自の革新的プロセスによる航空機胴体スキンストリンガパネルの開発についてご紹介します。

従来の航空機胴体構造における胴体外板パネルは熱硬化性複合材料とオートクレーブ成形が主流でしたが、熱可塑複合材料に”Local co-consolidation” と呼ぶ脱オートクレーブの製造プロセスを適用することで従来の熱硬化性複合材製部品と同等品質を持つ部品を製造することが可能になります。

本プロセスは高価なオートクレーブが不要であることに加え、スキンの成形と同時にストリンガを溶着することから、将来航空機の低コスト・高レート生産への貢献が可能であると考えています。

また、併せて熱可塑性複合材料の航空機構造適用検討に関する海外動向についても紹介させていただきます。

 

4. 講演者名

川崎重工業㈱ 航空宇宙システムカンパニー 材料技術開発部 材料開発課 基幹職 島田 直樹

 

5. 参加費

無料

 

6. 参加方法

今回の講演は Teams を利用した、オンライン(遠隔)形式にて開催いたします。講演を視聴希望の方は、中部支部事務局 第 68 期幹事 (chubu@jsass.or.jp)まで
①お名前 ②ご職業 ③所属
を記載し、2025年 12 月 19 日(金) 17:00 までにメールにてお申し込み下さい。
中部支部事務局からの返信メール内の URL をクリックして頂くことで講演を視聴できます。

※オンライン講演画面の録画、撮影及び音声の録音等の行為はお断りします。Youtube、SNS 等への投稿も固くお断りいたします。