第1回イブニングセミナー

世界を舞台に活躍するエンジニアと語る
〜宇宙業界と学術業界連携の未来と課題〜

概要

第1回となる今回のイブニングセミナーでは、アメリカ・NASAより小野雅裕氏、ドイツ・OHBより西澤剛志氏と永井将貴氏をオンラインで繋ぎ、海外の宇宙機関で働くことになった経緯や、海外から見た日本の宇宙産業についてエンジニア目線でお話しいただきます。
国内外の宇宙産業の現状や、産業界・学術業界から見た宇宙産業のこれからについて関心のある方はどなたでもご参加ください。

●日本航空宇宙学会 宇宙ビジネス共創委員会について
日本航空宇宙学会は、宇宙分野の産業界と学術界の更なる連携や融合に寄与することを目的として「宇宙ビジネス共創委員会」を設立しました。この委員会では、従来の宇宙関連企業のみならず、ニュースペースといわれる多様な宇宙事業を行っているスタートアップ企業も含めた宇宙産業への技術や人材、イノベーションなどに関するアカデミアによる連携、また、そこで必要とされる研究教育の推進をより深め、広げることでの宇宙ビジネスの共創を促進する活動を推進します。

●イブニングセミナーとは
2021年2月からスタートした宇宙ビジネス共創委員会主催のセミナーです。
「イノベーション」「人材」「標準/規制」など宇宙分野発展のため、主に共創領域に関する知識やスキル、ネットワークを深め、広げる目的で定期的に開催を予定しています。

開催詳細

日時:2021年2月28日(日)16:00 – 18:00(15:50チェックイン)

場所:オンライン会場(WEB会議ツールZoom)

定員:50名

参加費:無料

主 催:日本航空宇宙学会 宇宙ビジネス共創委員会
協 力:株式会社sorano me

 

※セミナーの様子は日本航空宇宙学会 宇宙ビジネス共創委員会の公式YouTubeでご覧ください。

 

【プログラム】

●16:00 プログラム紹介
●16:05 日本航空宇宙学会と宇宙ビジネス共創委員会についてご紹介
●16:15 インプットトーク/登壇者自己紹介
●16:50 トークセッション
●17:20 記念撮影
●17:25 懇親会 (登壇者も参加致します。)
●18:00 終了予定

【登壇者・敬称略】
小野雅裕 Masahiro ONO
NASAジェット推進研究所 Surface Mobility Group グループリード

2005年東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業し、同年9 月よりマサチューセッツ工科大学(MIT)に留学。2012 年に同航空宇宙工学科博士課程および技術政策プログラム修士課程修了。2012 年4 月より2013年3 月まで慶應義塾大学理工学部助教。2013 年5 月より現職。主な著書は「宇宙に命はあるのか」(SB新書)「宇宙を目指して海を渡る」(東洋経済新報社)。火星探査車「マーズ2020 ローバー」やエウロパ着陸機などの人工知能アルゴリズムの開発の他、将来の宇宙探査機の自律化に向けた様々な研究を行なっている。阪神ファン。好物はたくあん。

 

西澤剛志 Takeshi NISHIZAWA
OHB System AG, 将来地球観測衛星プログラム推進部門長

1995年北海道大学大学院工学研究科応用物理学専攻修士課程修了。同年宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構、JAXA)入社後H-IIロケット打上げ管制、再使用型宇宙輸送システム研究開発などに従事。その後ドイツ航空宇宙センター(DLR)へ派遣され、客員研究員として測位衛星システムGalileo構築へ向けた測位信号の評価解析を担当。帰国後H-IIAロケット開発、経営企画部門を経て衛星システム開発プログラム部門で担当衛星の打上げおよび実証運用体制確立後の2014年に退職。日系産業用ロボットメーカーのヨーロッパ本社責任者を経て2017年4月より現職。

 

永井 将貴 Masaki NAGAI
OHB System AG, 科学衛星グループ リードシステムエンジニア

1979年愛知県生まれ。2009年東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。2009年4月よりNEC宇宙システム部にて科学衛星のシステム開発を担当。主に日欧共同水星探査プロジェクトBepiColombo/MMOに従事。AIRBUS(独)やESTEC/ESOCとの交流を通じ、欧州(特にドイツ)での勤務/移住に関心を持ち、MMOの打上げ(2018年10月)直後の2018年11月より、独OHBへ転職。現職でも科学衛星のシステム開発を担当。担当プロジェクトにはSPICAがあり、再び日欧共同プロジェクトに参画している。

 

【ファシリテーター】
神武直彦 Naohiko KOHTAKE
宇宙ビジネス共創委員会 委員長
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科 教授

1998年慶應義塾大学大学院理工学研究科修士課程修了。1998年4月より宇宙開発事業団にてH-IIAロケットアビオニクスシステム開発を担当。初号機から5号機までの打上げを経て、2003年慶應義塾大学へ国内留学・出向。博士(政策・メディア)を得る。2006年JAXA復職。日米欧間での宇宙機搭載ソフトウェアの独立検証国際連携に従事。2007年欧州宇宙機関ESTECに勤務。2009年より現職。システムデザインに関する研究教育、国内外の宇宙利用プロジェクトに従事し、Multi-GNSS Asia Steering Memberなど宇宙分野の国際連携に関する委員を歴任している。

 

【モデレーター】
城戸彩乃 Ayano KIDO
株式会社soranome CEO

本業・副業と宇宙ビジネスに従事する複業ワーカー。株式会社sorano meで宇宙ビジネスの新規立ち上げ支援・人材育成を行いながら、さくらインターネットにて衛星データプラットフォーム「Tellus」のサービス開発を行っている。東京都立大学システムデザイン研究科航空宇宙システム工学域にて修士課程修了。在学中には宇宙広報団体TELSTAR、宇宙ビジネスメディア「sorabatake」を設立。【宇宙産業を日本の誇る基幹産業に】をモットーに、宇宙のサービス化を行なっている。コンパクトHVカー1台で、東京→長野→北海道→香川と日本全国移住生活中。


詳細は、https://jsass-eveningseminar210228.peatix.com/ をご覧ください。