2015年科学講演会

第22回科学講演会 「親子のためのロケット公開教室」

作って飛ばそう!ぼくわたしのロケット     

- 親子でできるペットボトルロケットの工作と打上 -

開催後記(平成26年度:二年前の様子です.平成27年度も同様に行われました.)

開催前日から悪天候が心配されましたが、当日は天気に恵まれ、打ち上げ大会を滞りなく執り行うことができました。特に大きな事故もなく、来場した児童は楽しそうに製作・打ち上げに参加しておりました。参加人数は総勢185名、うち参加児童97名、保護者等付添い88名でした。

講演会では東北大学航空宇宙工学専攻の桒原聡文氏に「超小型人工衛星の作り方」との題目のもと、人工衛星の製作や運用について講演いただきました。小学生向けに動画を多く取り入れながら、とてもわかりやすくご講演いただいたため、参加した子供たちは熱心に講演に聴き入っていました。講演後も会場から多くの質問があり、桒原氏は丁寧に対応しておられました。講演会の時間内に対応しきれなかった実演・質問希望の子供たちに、ペットボトルロケットの打ち上げの待ち時間を利用して、対応しておられました。

 桒原氏による講演

桒原氏による講演

講演会に引き続きペットボトルロケットの製作を行いました。参加者ご父兄・幹事の先生方のご協力の下、参加児童全員のベットボトルロケットを時間内に製作することができました。

 ペットボトルロケット製作の様子

ペットボトルロケット製作の様子

製作後、隣接の森林公園に移動し、出来上がった参加児童から順次打ち上げを開始し、アルバイト学生の補助を受けながら、定刻の16:00ごろまでに全ての参加者が一回ずつ無事に打ち上げを行い、飛行距離の測定を行うことができました。その後表彰式を行い、上位5名の児童に賞状と景品を授与いたしました。

 打ち上げの瞬間

打ち上げの瞬間

はじめに(保護者の方へ)

一般市民、特に小中学生に実技を通して航空宇宙に関する興味と科学技術に関する関心を持っていただくことを目的に、科学講演会ならびにペットボトルロケットの製作・打ち上げ会を開催いたします。

日時: 平成27年8月30日 13:00~16:00 (12:00受け付け開始)
場所: スリーエム仙台市科学館
参加費: 無料
人数: 120名 (参加者多数の場合は参加をお断りすることがあります。あらかじめご了承ください。)

スケジュール

13:00-13:40 「講演会」

講師:宇宙航空研究開発機構(JAXA)
平岩 徹夫 氏
題目:「ロケットエンジンの基礎の基礎」

ロケットエンジンの中はどうなっているのだろう、燃料はどうやって燃えるのか?
自分で作れるものなんだろうか?
作ったら飛ばすことってできるんだろうか?
エンジンの実物と実演で、いっしょに考えよう。

分かりやすくお話をしてもらいます。お父さんお母さんと一緒に聞きに来てね。

13:40-14:50 「ロケット教室 製作・講習会」

ロケットを作ろう!

ペットボトル1本を本体に、残り1本をロケットの先端と羽根にします。30分ほどでできあがります。作り方が上手だと何十メートルも飛びますよ。

15:00-16:00 「自作したペットボトルロケットの打ち上げ体験及び実演」

ロケットを打ち上げよう!

ペットボトルに水を入れ、その水の力でロケットを飛ばします。特製の発射台を使って、一度に7台のロケットを発射させます。
雨天時でも実施します。

参加方法

会場受付に直接お越しください。(例年実施しておりました事前申込は中止いたしました。)
保護者同伴でご参加ください。

必要な物

  • 炭酸飲料用ペットボトル2本(1.5リットルのもので、ふた付き)
  • ビニールテープ
  • マジック/ペン
  • 粘土(少し)

炭酸飲料用ペットボトル以外はこちらで用意しますので、ペットボトル2本のみご用意下さい。なお、ペットボトルは同じものでなくても構いません。
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*注意! お茶用は駄目です!
破裂事故防止のために断面の円い炭酸飲料用ペットボトルをご用意下さい。

お問い合わせ先

〒980-8577
仙台市青葉区片平2-1-1
東北大学 流体科学研究所
中村 寿

Eメール: nakamura@edyn.ifs.tohoku.ac.jp

主催・共催・後援

主催: 日本航空宇宙学会北部支部
共催: 仙台市教育委員会
東北大学流体科学研究所
後援: 東北大学工学部機械知能・航空工学科
宇宙航空研究開発機構