活動内容

電気推進・先端推進部門委員会の設立について

 

竹ヶ原 春貴 Haruki TAKEGAHARA
第49期電気推進・先端推進部門委員長
首都大学東京大学院
システムデザイン研究科/専攻 航空宇宙システム工学域

 

はじめに

 2017年、日本航空宇宙学会に電気推進・先端推進部門が設立された。電気推進といえば、「はやぶさ」で注目を浴びたマイクロ波放電式のイオンエンジンを思い浮かべる方も多いであろう。電気推進機は、従来の化学反応を利用したロケット推進と違って、電気エネルギーを利用したプラズマ推進であって、静電力や電磁力を利用するため、比推力を一桁以上大きくすることが可能であり、大幅な推進剤の低減が望め、衛星の小型化の促進や大型衛星の高効率化が期待できる。このため、日本においても、電気推進機の研究開発は1980年代初頭の技術試験衛星Ⅲ型(ETS-Ⅲ)から脈々と続けられている。

 本項では、電気推進・先端推進の研究開発の歴史、学会活動の経緯、本部門委員会の大まかな活動目的/計画をご紹介する。